ボランジェは、創設者であるジャック・ボランジェによって1829年に造られ、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾンです。
生産に必要なブドウの約70%を、シャンパーニュ造りに最良とされるグランクリュとプルミエクリュでおもに構成される160haの自社ブドウ畑から供給しています。また、オーク樽での発酵や、カーヴでの長期に渡る熟成など、伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、世界的な名声を確立しており、1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンのひとつとなっています。
現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、生産における厳しい基準が保ち続けられ、1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と基準を表す“倫理と品質”を『ボランジェ憲章』として発表しました。
継承される伝統によって育まれる、一貫したスタイルとすばらしい品質を誇るシャンパーニュを造り続けています。 使用されるブドウの約80%が、グランクリュとプルミエクリュ畑のものです。タンク、またはオーク樽で一次発酵を行い、カーヴで最低でも3年間熟成させます。常に安定した品質のシャンパーニュを提供するため、コルク栓をしたマグナムボトルで5~10年間熟成させたリザーヴワインが5~10%加えられています。
ボランジェの英国代理店のアイディアで1911 年に「スペシャル・キュヴェ」と名付けられたシャンパーニュ。ノンヴィンテージのシャンパーニュなのに、とても繊細で表現力が高かったことから“Brut sans année”(ヴィンテージ記載無しのブリュット)ではなく、「スペシャルなブリュット」という意味を込めて英語表記の「Special」を採用。100 年経った現在でもボランジェの長い歴史と高品質シャンパーニュを象徴するワイン名です。
テイスティングノート
外観: 黄金の輝き、黒ブドウを思わせる特徴的な色合い、きめ細かい泡
香り: 複雑なアロマ、熟れた果実味とスパイシーなニュアンス、焼きリンゴ、アップル・コンポート、桃
味わい: 骨格、余韻、活気が絶妙なコンビネーションを演出。泡はビロードのように、洋梨、ブリオッシュ、新鮮なクルミ、スパイシーさ
- 生産国:フランス
- 地域:シャンパーニュ
- 容量:375ml
- 葡萄比率:ピノ・ノワール60%、シャルドネ25%、ムニエ15% グラン・クリュ、プルミエ・クリュのブドウを85% 以上 一番搾りのみを使用