あのジョニーウォーカーのグローバルマーケティングディレクターとして活躍していましたジョン・グレイサー氏。コンパスボックス社の創設者であり、コンパスボックスのウイスキーのブレンディングを全て一人で手がけています。
彼のウイスキーに対する挑戦は既に多くの人々から賞賛を受けており、ウイスキーマガジン誌の「イノベーター(革新者)オブザイヤー」を4度も、またウイスキーアドヴォケート誌の「パイオニア(開拓者)オブザイヤー」を2度受賞するなど、その功績が広く認められています。また、彼が作り出したウイスキーは通算で40以上の賞を受賞するなど、世界中がその品質の高さを認めています。
今回はコンパスボックス社の限定品ブレンデッドモルトウイスキー「アーキテクトニクス」を日本の皆様にご紹介致します。この「アーキテクトニクス」は、ラメゾンドウイスキー社が毎年リリースしている同社向けの様々な限定品の中の一つで、今回は昨年2024年のウイスキーライブパリに合わせリリースされた、同イベントの初開催から20周年を記念してリリースされた商品です。
「アーキテクトニクス」とは建築学や建築術といった意味なのですが、近年のウイスキーライブパリが開かれている会場である「グランドホール・ラヴィレット」の建築様式がモダンで美しいことからこの名前になりました。
ラメゾンドウイスキー社のオーナーであるティエリー・ベニータ氏が、コンパスボックス社のウイスキーメーカーであるジェームスサクソン氏と共に創り上げたレシピです。アベラワー村にある蒸留所のファーストフィルオロロソシェリーバット樽が57%、ベンリネス蒸留所のファーストフィルバーボン樽が12.6%、クライネリッシュ蒸留所のファーストフィルバーボン樽が13.4%、ラフロイグ蒸留所のリチャーしたアメリカンオークホッグスヘッド樽が10.9%にブレンデッドモルトのリチャーした樽が6.1%となっています。
色は綺麗なダークカラー、香りは湿ったオーク、香ばしいスモーク、ドライフルーツ、奥にバニリンでワクシーなフルーツの甘み、ボディは温かく香ばしいスモーク、暖炉の煙、ゆっくりオークとカカオのビター、フィグやレーズン、フィニッシュはリッチなカカオビターとクローヴが心地よく続きます。全体的に香ばしく温かいオーキーなスモークが輪郭を造り、中にドライフルーツやカカオビター、バニリンでワクシーな甘みまで複雑に絡み合っています。
熟成感もあって複雑でリッチ、見事なブレンディング!ストレートでゆっくり味わいたい逸品です。49%での瓶詰め、生産本数は僅か1500本限定です。 <インポーター資料より>

テイスティングノート

色はダークカラー、香りは繊細、最初にピートが全体を包み込み、塩と野生の花、シトラス&モルト、温かみのあるクローヴ。味は活き活きとしてダイナミック、香りから続くカルダモンやスターアニス、バニラ、チョコレート、甘草、ハーブのるつぼ。フィニッシュは長く、絹のよう、オイリーなピート、点火したハバナシガー、エキゾチックなパイナップル&キウイ、ハチミツワックスでコーティングされているよう、最後は強いモルト、スモーク&タール。
- 生産国:スコットランド
- 度数:49.0度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:アベラワー村にある蒸留所のファーストフィルオロロソシェリーバット樽が57%、ベンリネス蒸留所のファーストフィルバーボン樽が12.6%、クライネリッシュ蒸留所のファーストフィルバーボン樽が13.4%、ラフロイグ蒸留所のリチャーしたアメリカンオークホッグスヘッド樽が10.9%にブレンデッドモルトのリチャーした樽が6.1%
- 生産本数:1500本