「ボビーズジン」はオランダのスキーダムという町にある、1777年創業のハーマンヤンセン社で生産されています。
この町、スキーダムはジュニパーを使ったジンの発祥の地という歴史を持っており、まさにオランダ産ジンの象徴ともいえる町なのです。1950年代、ジャコバス・アルフォンス氏がオリジナルレシピをもとに自家生産していました。
そのオリジナルレシピを、孫にあたるセバスチャン氏が母の家で発見したところからこのボビーズジンのプロジェクトはスタートしました。
「ボビー」とは祖父であるジャコバス氏の愛称です。孫のセバスチャン氏は父の生まれ故郷であるインドネシアにも住んでいたことがあり、父が作り出したインドネシアのレシピとオランダのレシピをミックスさせ、現代風にバランスの取れたジンに仕上げました。
使用している原料はボビーズジンが8種類であるのに対し、この「ボビーズジェネバ」はインドネシアの代表的なスパイスであるレモングラスとキュベブペッパーに加えてそれらと相性の良いジンジャーとカルダモン、そしてジュニパーをそれぞれ個別蒸留してブレンドしています。
ジェネバの特徴であるベースのスピリッツには、モルトの発酵液であるウオッシュ(もろみ)、通称「モルトワイン」を8%使用しており、このモルトワインを一度蒸留した小麦由来のグレーンスピリッツと混ぜて、再び蒸留します。
ジェネバにはヤングタイプとオールドタイプがあり、このボビーズは第二次大戦後に作られたヤングジェネバで、各ボタニカルのフレーバーをより感じられるよう、モルトワインの比率が低くなっており、ハーバルでほのかに香るモルト感が特徴です。
添加物を一切使用しないピュアで洗練された味わいは、ストレートはもちろんのことロックやカクテルでも美味しく召し上がれます。
またこのボビーズジェネバは、毎年行われている世界的に権威のある「ワールドスピリッツアワード2018」で見事金賞を受賞しました。世界で人気が高まっているボビーズジェネバが遂に日本でも発売です。
オフィシャルテイスティングノート – 香りは典型的でグレーンとハーブがベースにシトラス、オレンジピール、飴にりんご、洋梨、ベリーの中に微かにモルトとグレーン、ミント、レモン、バーベナにブラックティー、松やにやフローラル。
味はとてもフレッシュなスタイルでキャンディ、シトラス、ラズベリー、ブラックティーにグレーンとモルト、デリケートなハーブにジュニパー、マルメロ、木々や葉、アーティチョーク、コンパクトで凝縮したボディ。
フィニッシュは長く続く。