「ART SESSION」シリーズについて
13年以上の中期熟成に差し掛かる原酒から厳選を重ねて選び抜いた1樽であり、RUDDERが初めてボトラーズプランドとして発表したフラッグシップとなるシリーズ。 蒸溜所の歴史や背景に基づいた、その原酒と関連性のある様々なアーティスト・アート作品とセッション。それらを「Classic」、「Contemporary」にアプローチを分けシリーズ化したものがこの「ART SESSION」である。
ART SESSION CLASSIC第14弾の原酒に選ばれたのは、1898年創業、『北の巨人』と評されるオークニー諸島に位置する蒸留所からの原酒。近年、その蒸溜所名を公にすることができないケースが多く、 1990年代に蒸溜された、20年熟成以上のリリースも著しく減少してきた。 今回厳選された1樽は、そのクオリティの高さ、そして、蒸溜年も同じであることから、第6弾で厳選されたハイランドパークのラベルをオマージュし、スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤの代表作とされていた『巨人』の絵画を再び採用。穏やかで奥深い落ち着きのあるピートの香味と古木由来のウッディネス、熟成によって育まれた果実の香味が絶妙なバランスで繰り広げられる魅力溢れる1本。
ラベルのモチーフは、「巨人(The Giant)」または「巨人(TheColossus)」と呼ばれている作品(番号なしの版画、1814-1818年)。フランシスコ・デ・ゴヤによる焼き付けのアクアチントエッチングで、題名が挿入される版画の底部が削り取られている。
テイスティングノート
香り:ヘザーの花とハーブキャンディ、苺ジャムパン、後から甘いお香や燃えさし、腐土、鉛筆削り。
味わい:蜂蜜と柑橘果実、生姜、熱れた柿、塩味とライチ、かりん飴、ドライアプリコット。キャロットジュース、ピートの煙。オイリーなボディ。
フィニッシュ:ミルクを加えたミントティー、塩を振りかけたスイカやフルーツトマト、バナナの渋皮、メンソールの煙草、海楽や催かなタールが長く続く。
コメント:穏やかで奥深い落ち着きのあるピートの香味と古本由来のウッティネス、成によって育まれた果実の香味が絶妙なバランスで繰り広げられる魅力溢れる1本。
- 生産国:スコットランド
- 地域:アイランズ
- 度数:49.7度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:ホグスヘッド
- 熟成年数:22年
- ヴィンテージ:1999年
- ボトリング本数:240本