1996年に創業したスコットランドのインディペンデントボトラーで、他社では真似できない貴重なワインカスクによるフィニッシュなど、バラエティに富んだボトリングを意欲的にリリースしています。

オルトモア2009はバーボンホグスヘッドで熟成後、コーヴァル蒸溜所のバーボンの熟成に使用されていた樽（ファーストフィル）で4年間追熟した14年熟成です。

追熟に使用された樽は、一般的なバーボン樽に比べてサイズが小さいため、樽との接触面積が広くなり、樽由来のキャラクターが一層強く引き出される特徴があります。

香りはバターたっぷりのバナナブレッド、ジューシーなリンゴや洋ナシのアロマ、バニラにクリーミーな麦芽が混ざり合い、カスタードクリームのニュアンスを醸します。口当たりは柔らかで、味わいはシロップで煮込んだ洋梨やモルトの甘味にバニラ、シナモン、ナツメグが混ざり合いチャイティーの味わいへと変化し、キャラメルビスケットが鼻孔をくすぐります。

サイズの小さなコーヴァルのバーボン樽での追熟によって、バニラやスパイスのキャラクターがより一層ボリュームを増した1本です。しかも、ベンチマークシリーズからのオルトモアのリリースは今回が初となります。ぜひお楽しみください。

香り： バナナ、リンゴ、洋梨、バニラ、カスタード、キャラメルビスケット

味： 洋梨のシロップ煮、バニラ、オークスパイス、チャイティー