ティーリングウイスキー社はアイルランドのダブリンに本拠を構えるインディペンデントボトラー(独立瓶詰業者)です。アイリッシュウイスキー業界にアイルランドの“独立”の気運を再び取り戻そうと、当時のクーリー社の社長であったジャック・ティーリング氏が、ハンドクラフト&スモールバッチのアイリッシュウイスキーを作るべく、クーリーを離れて2012年に設立しました。アイルランドの蒸留所と樽の供給に関する契約を結び、使用する樽を長期にわたり確保することに成功。
しかし、その後の展開を考え蒸留所の建設にも着手し、ようやく2015年9月に正式にオープンしました。ティーリング家はダブリンでウイスキーの生産が盛んだった1700年代に既にウイスキーの蒸留所を所有していましたが、ダブリン市内の蒸留所がすべて閉鎖されてから約125年ぶりに稼動を始めたのがこの新しいティーリング蒸留所です。
そんな久々にダブリン市内にオープンした同蒸留所を皮切りにアイルランドでは現在多くの新蒸留所が稼働したり建設中となるなど、まさに黄金時代を再び迎えています。そんな輝かしいアイリッシュウイスキーの新時代の幕開けを記念して発売されたのがこの限定シリーズ「ルネッサンス」なのです。
今回ご案内の2001 20年熟成は、毎年発売しているシングルカスクの最新リリースで、今回は弊社の創設20周年を記念した日本市場(スリーリバーズ)向け限定品です。
マスカット(モスカート)ワインの樽で約2年間フィニッシュをかけました。ラベルには20周年記念用のスペシャルロゴが記載されています。今回選んだ樽は、2001年ビンテージ(20年)ですが1990年代のフルーティーなテイストを充分に堪能でき、マスカットワイン(甘口)フィニッシュによりティーリングの持つフルーティーなテイストのポテンシャルが最大限に発揮されたカスクとなっております!
20周年という節目をこの素晴らしいシングルカスクでスタートできたこと、全ての皆様に感謝申し上げます。(インポーター資料より)
テイスティングノート
色はゴールデンカラー、香りはマンゴーバニラ、マスカット、ピーチ、フローラルなフルーツティー、ボディはエレガントに甘く入り、マンゴーやピーチ、ローズティー、奥からグレープフルーツのワタ、フィニッシュは紅茶葉のタンニンがソフトに続く。
- 生産国:アイルランド
- 度数:53.8度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:マスカットワインカスク
- 熟成年数:20年
- ヴィンテージ:2001年