キングスバリー ゴールド ルーイーン2007 13年 56.5度 700ml 正規品
キングスバリー社【数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきたトップブランド】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立され、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、ボトラーとしての確固たる地位を確立するに至りました。
2012年、スプリングバンク蒸留所の創業一族であるGordon Wright(ゴードン・ライト)氏(上記写真右)が同社代表として就任し、ボトリングを監修することになりました。キングスバリー社の初期のボトルには、「Eaglesome(イーグルサム)」という表記が見受けられますが、これは当時同蒸留所を所有していたケイデンヘッド社の子会社の名前であり、ライト氏の監修のもと、ボトリングが決定されていたことを示しています。ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点であり、これからの未来でもあるのです。
新しいキングスバリー商品は、創設当初のように、「カスクストレングス」と「リミティッドエディション(加水タイプ)」の2タイプをリリース。コンセプトは、「ビンテージ」。
スコッチ業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新たなラベルにはっきりと表れています。
キングスバリーの、原点でありながら、新たな挑戦が、いまここに始まったのです。 (インポーター資料より)
近年は、同社のこのフラッグシップシリーズより、ユニークなネーミングの「ティースプーンモルト」や、「メインバライル」という「シングルカスクのブレンデッドウイスキーやブレンデッドモルト」が数々リリースされ、幅広いアイテムで愛好家を楽しませてくれています。
そして更なる意欲作として「シークレット・シングルモルト」のNEWブランド「ルーイーン」が誕生し、ファーストリリースのシークレット・スペイサイドモルト「ルーイーン 1992」、セカンドリリースのシークレット・アイラモルト「ルーイーン 1991」と共に大変ご好評いただきました。
ルーイーンとは、シークレットだが素晴らしいという意味のゲール語で、蒸留所名が明かせない素晴らしいシングルモルトをこの名称でリリースしています。
蒸留所不明の裏を返すと入手しづらい、裏ルートからしか入手出来ないようなビッグネームや貴重なウイスキーであることが読み取れます。
待望の新作は、またもアイラモルト、今の主流でこれからの未来を期待させる2000年代後半ビンテージの「シークレット・アイラモルト」。
シークレットとして出てくるアイラモルトは、いくつかしか思い浮かびませんが、いやが上にも期待が膨らみます。
偏見を持たずじっくりとウイスキーと向き合い、いろいろと想像を巡らせ、ご自身なりの評価で、じっくりとお楽しみ下さい。
テイスティングノート
大西洋の海岸の香りに包まれた淡いゴールドの外観。温かくしっかりとしたテクスチャーが、激しさに取り囲まれた味覚を掴む。ヤングモルトらしい味わいとわくわくするような柑橘の風味が口内を満たしつつ繊細さも兼ね備える。フィニッシュは、フレッシュかつクリーンで快活。非常に際立つ1本。
- 生産国:スコットランド
- 地域:アイラ
- 度数:56.5度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:バレル
- 熟成年数:13年
- ヴィンテージ:2007年