キングスバリー ゴールド クライゲラヒ2016 5年 60.5度 700ml 正規品
キングスバリー社【数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきたトップブランド】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立され、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、ボトラーとしての確固たる地位を確立するに至りました。
2012年、スプリングバンク蒸留所の創業一族であるGordon Wright(ゴードン・ライト)氏(上記写真右)が同社代表として就任し、ボトリングを監修することになりました。キングスバリー社の初期のボトルには、「Eaglesome(イーグルサム)」という表記が見受けられますが、これは当時同蒸留所を所有していたケイデンヘッド社の子会社の名前であり、ライト氏の監修のもと、ボトリングが決定されていたことを示しています。ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点であり、これからの未来でもあるのです。
新しいキングスバリー商品は、創設当初のように、「カスクストレングス」と「リミティッドエディション(加水タイプ)」の2タイプをリリース。コンセプトは、「ビンテージ」。
スコッチ業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新たなラベルにはっきりと表れています。
キングスバリーの、原点でありながら、新たな挑戦が、いまここに始まったのです。 (インポーター資料より)
2023年に入ってから順調にリリースが続く同社より、若いながらもボリュームのある質感を持った、秀逸なモルトが届きました。 かつてはホワイトホースの原酒としてもおなじみだった、クレイゲラヒのバレル熟成品が新たなリリースです。
ブレンデッド原酒としての役割が強かった頃はオフィシャルボトルも見かけませんでしたが、親会社が変わり近年はオフィシャル、ボトラーズアイテム共に市場に出てくるようになりました。シェリー樽熟成もあればバーボン樽熟成もあり、その都度違う表情を見せてくれる意外と懐の深い性質を持つ蒸留所です。
今回のボトルは淡いレモンゴールドの色合いを持ち、60度を超えるハイプルーフのショートエイジという仕上がり。若いながらもしっかりとまとまった味わいはこの蒸留所のポテンシャルの成せる技でしょうか。将来の楽しみな若きスペイサイドの秀逸な原酒、ぜひモルトファンの皆様に飲んでいただきたい1本です!(インポーター資料より)
テイスティングノート
淡い金色で、蜜蝋、大麦、バニラの香り。口当たりは滑らかで複雑な味わいが何層にも感じられる。柔らかいトロピカルフルーツと肉のこってりした風味が競い合い、かすかなスモークが現れる。たっぷりとしたフィニッシュがこの驚くべきウイスキーをまとめあげる。
- 生産国:スコットランド
- 地域:スペイサイド
- 度数:60.5度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:バレル
- 熟成年数:5年
- ヴィンテージ:2016年