キングスバリー ゴールド オルドニー2008 14年 62.6度 700ml 正規品
キングスバリー社【数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきたトップブランド】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立され、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、ボトラーとしての確固たる地位を確立するに至りました。
2012年、スプリングバンク蒸留所の創業一族であるGordon Wright(ゴードン・ライト)氏(上記写真右)が同社代表として就任し、ボトリングを監修することになりました。キングスバリー社の初期のボトルには、「Eaglesome(イーグルサム)」という表記が見受けられますが、これは当時同蒸留所を所有していたケイデンヘッド社の子会社の名前であり、ライト氏の監修のもと、ボトリングが決定されていたことを示しています。ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点であり、これからの未来でもあるのです。
新しいキングスバリー商品は、創設当初のように、「カスクストレングス」と「リミティッドエディション(加水タイプ)」の2タイプをリリース。コンセプトは、「ビンテージ」。
スコッチ業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新たなラベルにはっきりと表れています。
キングスバリーの、原点でありながら、新たな挑戦が、いまここに始まったのです。 (インポーター資料より)
オルドニーという聞き慣れない名称がついた本ボトル、中身は超入手困難といわれる蒸留所のティースプーンモルト。
グレンフィディック、バルベニーと言った人気蒸留所と隣接し、兄弟関係にもあるといえる新興蒸留所。グランツやモンキーショルダーと言った世界的ブレンデッドモルトの原酒としての役割を担っているため、シングルモルトでの流通はもちろん、本ボトルのようにティースプーンモルトとしても市場にでてくることは非常に稀な商品です。
今回のボトルはティースプーンモルトのため、カテゴリーとしてはブレンデッドウイスキーとなりますが、比率的にこの蒸留所の原酒がほぼそのまま味わえると言っても過言ではないでしょう。
15年近い熟成ながら、度数も高く、テクスチャーもしっかりとしたパワフルな味わいにきっと満足いただける1本と思います。
とにかく入手困難な蒸留所だけに、この機会を見逃す手はないと思います。300本にも満たない生産数ですが、ぜひ1本確保しておいてください。(インポーター資料より)
テイスティングノート
明るい金色で、ハチミツ、大麦麦芽、シトラスフルーツピールの香りに誘われる。テクスチャーはしっかりとしていてスッキリ、そしてパンチがある。洋ナシと大麦の非常に繊細な風味とフローラル。かすかなペッパーに他のスパイスも感じつつ、オークがほんのりと長く続くフィニッシュ。
- 生産国:スコットランド
- 地域:スペイサイド
- 度数:62.6度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:ホグスヘッド
- 熟成年数:14年
- ヴィンテージ:2008年
- 生産本数:285本