キングスバリー ゴールド ミルトンダフ2009 12年 60.3度 700ml 正規品
キングスバリー社【数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきたトップブランド】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立され、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、ボトラーとしての確固たる地位を確立するに至りました。
2012年、スプリングバンク蒸留所の創業一族であるGordon Wright(ゴードン・ライト)氏(上記写真右)が同社代表として就任し、ボトリングを監修することになりました。キングスバリー社の初期のボトルには、「Eaglesome(イーグルサム)」という表記が見受けられますが、これは当時同蒸留所を所有していたケイデンヘッド社の子会社の名前であり、ライト氏の監修のもと、ボトリングが決定されていたことを示しています。ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点であり、これからの未来でもあるのです。
新しいキングスバリー商品は、創設当初のように、「カスクストレングス」と「リミティッドエディション(加水タイプ)」の2タイプをリリース。コンセプトは、「ビンテージ」。
スコッチ業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新たなラベルにはっきりと表れています。
キングスバリーの、原点でありながら、新たな挑戦が、いまここに始まったのです。 (インポーター資料より)
意欲的なリリースが続くキングスバリー社より、約2年ぶりの発売となるミルトンダフが登場です。前回は1998年ビンテージで、こちらも大変ご好評をいただきました。
ご存じバランタインの原酒としてグレンバーギーとともに、その味わいの中核をなすと言われるスペイサイド地区の人気蒸留所です。200年近い歴史を持っていますが、近代ではブレンデッド原酒としての役割もあり、オフィシャルボトルよりもゴードン&マクファイル社のたっぷりとしたシェリー樽モルトが、よりイメージしやすかった感があります。
最近はオフィシャルボトルにも力を入れ、再脚光を浴びていますが、キングスバリー ゴールドレンジでのボトリングとなれば、また少し違うニュアンスを楽しんでいただけると思います。今回はバレル熟成で、200本を切る仕上がりとなりました。
程よい12年熟成で、この蒸留所の持つ味わいを再確認できることでしょう。バニラ、はちみつ、リンゴやバニラなど、しっかりとしたボディにさわやかな風味が、きれいにまとまった良質ボトルです。
スペイサイド地区の手頃な人気蒸留所モルトは、しっかりストックとして置いておきたいものです。生産数わずか、ぜひお見逃しなく!(インポーター資料より)
テイスティングノート
明るいゴールドに、つい手を伸ばしてみたくなる。アーモンド、バタービスケット、シトラス、バニラ、オークが香り、口にするとバニラがより強まり、ジンジャー、スウィートオレンジ、ファッジ、はちみつが現れる。フィニッシュではおだやかなフローラルの風味にリンゴや麦芽が感じられる。
- 生産国:スコットランド
- 地域:スペイサイド
- 度数:60.3度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:バレル
- 熟成年数:12年
- ヴィンテージ:2009年
- 生産本数:165本