キングスバリー ゴールド ダルユーイン2007 14年 61.3度 700ml 正規品
キングスバリー社【数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきたトップブランド】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立され、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、ボトラーとしての確固たる地位を確立するに至りました。
2012年、スプリングバンク蒸留所の創業一族であるGordon Wright(ゴードン・ライト)氏(上記写真右)が同社代表として就任し、ボトリングを監修することになりました。キングスバリー社の初期のボトルには、「Eaglesome(イーグルサム)」という表記が見受けられますが、これは当時同蒸留所を所有していたケイデンヘッド社の子会社の名前であり、ライト氏の監修のもと、ボトリングが決定されていたことを示しています。ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点であり、これからの未来でもあるのです。
新しいキングスバリー商品は、創設当初のように、「カスクストレングス」と「リミティッドエディション(加水タイプ)」の2タイプをリリース。コンセプトは、「ビンテージ」。
スコッチ業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新たなラベルにはっきりと表れています。
キングスバリーの、原点でありながら、新たな挑戦が、いまここに始まったのです。 (インポーター資料より)
ブレンデッド原酒以外にボトラーへの供給も多い蒸留所で、この10年程を見てもかなりの数のボトルが市場に出回ってきたモルトファンにはおなじみのスペイサイドモルトです。
ただ意外なことに、キングスバリー社からのリリースはあるものの、キングスバリー ゴールドとしての発売は、これが初めてとなります。バットでの熟成のため、今回は500本と多めのボトリングとなりました。
心地よいハーブやリンゴの香りに加え、樽由来のバニラ香や品の良い甘みがうまく溶け込んでいます。ダルユーインらしい麦芽の風味もしっかりと前面にでており、ファーストアタックは軽やかですが、度数もしっかりとして飲み応え抜群。ややドライな印象を持ちながらも個性のはっきりした優良スペイサイドモルトです。
ハイプルーフなので、加水でも様々な表情が楽しめる、使い勝手も良い1本、スペイサイドモルトのバリエーションとして、ぜひ手元に置いておきたいボトルです。ぜひお見逃しなく。(インポーター資料より)
テイスティングノート
バットで熟成されたこの素晴らしいスペイサイドウイスキーは、あざやかなゴールドの色合い。リンゴとジンジャーのあたたかい香りが出迎え、焼き立てのクッキーの香りが現れる。バニラオーク、シナモン、シロップが舌を驚かせ、フィニッシュでは甘いハーブを伴ったバターキャラメルが感じられる。
- 生産国:スコットランド
- 地域:スペイサイド
- 度数:61.3度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:バット
- 熟成年数:14年
- ヴィンテージ:2007年
- 生産本数:500本