キングスバリー ゴールド キースモア1996 25年 54.3度 700ml 正規品
キングスバリー社【数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきたトップブランド】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立され、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、ボトラーとしての確固たる地位を確立するに至りました。
2012年、スプリングバンク蒸留所の創業一族であるGordon Wright(ゴードン・ライト)氏(上記写真右)が同社代表として就任し、ボトリングを監修することになりました。キングスバリー社の初期のボトルには、「Eaglesome(イーグルサム)」という表記が見受けられますが、これは当時同蒸留所を所有していたケイデンヘッド社の子会社の名前であり、ライト氏の監修のもと、ボトリングが決定されていたことを示しています。ライト氏による樽の選定、それが今日のキングスバリー社の原点であり、これからの未来でもあるのです。
新しいキングスバリー商品は、創設当初のように、「カスクストレングス」と「リミティッドエディション(加水タイプ)」の2タイプをリリース。コンセプトは、「ビンテージ」。
スコッチ業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新たなラベルにはっきりと表れています。
キングスバリーの、原点でありながら、新たな挑戦が、いまここに始まったのです。 (インポーター資料より)
蒸留所単体では契約などの諸事情でボトラーズからのリリースがほぼ皆無という人気蒸留所の原酒に、わずかな量(0.01%)のこれまたボトラーズブランドからは出てこない稀少蒸留所の原酒を混ぜたもので、いわゆるティースプーンモルトと呼ばれるタイプのウイスキーになります。
これまでバーンサイドという名前で他ブランドからもリリースされたことがあるレアな原酒を使用したボトルです。オフィシャルボトルとしては世界的に人気の高いバルベニーに、隣接するグレンフィディックの原酒をわずかに加えたもので、厳密に言えばシングルモルトではありませんが、この比率ですとほぼ単体の原酒と味わいは遜色ないと言っていいでしょう。
スペイサイドの中でも王道的味わいを持つ大人気蒸留所の原酒、しかも25年熟成原酒となれば、ティースプーンモルトといえど見逃すわけにはいかないボトルです。なかなかリリースのないレアなボトルとなりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく! (インポーター資料より)
テイスティングノート
これは楽しみな1本!濃いゴールドの外観で、はちみつ、ドライフルーツ、バターケーキ、ワックスがけのレモンの香りに誘われる。口にするとシルクのように滑らかで、桃やかすかなシトラスフルーツを伴ったカスタード、それからわくわくするような甘さがある。フィニッシュは上品で長く続き、遠い昔の記憶のように少しずつそっと消えていく。
- 生産国:スコットランド
- 地域:スペイサイド
- 度数:54.3度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:ホグスヘッド
- 熟成年数:25年
- ヴィンテージ:1996年
- 生産本数:331本