「キャパドニック」は1898年にスコットランドの銘醸地スペイサイド、スペイ川のほとりに創業。とても小さな蒸留所として知られ、全盛期であってもピーティッド・ウイスキーと、ノンピーティッド・ウイスキーの2つのラインナップをスモールバッチで蒸留していました。
囲の蒸留所が次第に大きく拡張していった中でも、「キャパドニック」はその小さな規模とウイスキー造りの信念を変えることなく、スモールバッチにてウイスキーをつくり続けました。2011年に取り壊され、シングルモルトウイスキーだけが残された現存しない幻の蒸留所。蒸留所の建物はもう存在しませんが、造り手のクラフトマンシップは今もウイスキーの中に息づいています。
「キャパドニック」とはゲール語で「秘密の泉(The Secret Well) 」を意味します。