価格:2,800円(税込)
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「風のルージュ」はツヴァイゲルト種の葡萄からつくった赤ワインです。意外にも、この赤ワインに使われた葡萄は北海道余市で育ちました。なぜ“意外にも”かといいますと、通常赤ワイン用の葡萄は、熟すのに、たっぷりの日光、暖かさ、時間が必要です。しかし、余市の藤澤農園に育ったツヴァイゲルトは、冷涼な気候にもかかわらず、薫り高くよく熟していたからです。
そこで、藤澤さんの育てたツヴァイゲルトの良さを引き出すために、風吹き渡る山の醸造場で、ていねいに野生酵母で醗酵させ、慎重に樽で熟成させました。そうして生まれたのが、涼やかな風を感じるエレガントなこの赤ワインです。
ちなみに「2006風のルージュ」は2008年北海道洞爺湖サミットの7月8日の夕食会にてお使いいただきました。外務省ホームページのG8サミット事務局のワイン紹介には次のように記されています。
「1970年代、ウイーン郊外の修道院から北海道にツヴァイゲルトの苗がもたらされたが、その苗が徐々に広がって今ではこの品種のワインが北海道を代表する赤ワインとなりつつある。冷涼な気候を反映した若々しく豊かな果実味とフレッシュな酸と程よい渋味が身上のこのワインは、飲み応えも十分。未だ知名度は低いが知られざるツヴァイゲルトの魅力、北海道の赤ワインの可能性を存分に感じさせる」
北海道洞爺湖サミットから12年、北海道に根づいたツヴァイゲルトの魅力をお伝えできれば幸いです。
テイスティング・コメント:イチゴジャム、ブルーベリー、ブラッドオレンジなど熟した果実の滑らかな香りにクローブなどのスパイス、鉱物的なニュアンスも加わり複雑、味わいはフレッシュなこまかい酸と同時に上品なタンニン、果梗などからくる旨味も重なりタイトな余韻が長く続いていく。
料理との相性:フルーツトマトのサラダ、つぶ貝のソテー、鰻の骨せんべい、鹿刺し、鳥ときのこのフリカッセ、鴨のロースト オレンジ風味のソース、仔羊の香草パン粉焼き、ピーマンの肉詰め、ホワイトスティルトン、しののめ(今牧場)、あんみつ、岡田のパンヂュウ