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第9弾は、1825年ジョン・マクドナルドによって設立され、1989年にはニッカウヰスキーが買収し、そのフルーティな香味から日本のウィスキー愛好家からも馴染みが深いベンネヴィス蒸溜所の原酒。

陰干しした葡萄から仕込まれるイタリアの伝統製法が有名で、濃厚なアロマの赤ワイン“アマローネ”の空樽で熟成された1樽は、まさにイタリアボトラーらしい取り組みではないだろうか。濃厚でクリーミー、酸味を帯びた赤い果実が顕著に感じられる驚くべきクオリティのボトルに仕上がった。

香り：苺のババロアとクランベリーソース、煮込んだカシス、焼き立てのタルト生地、ヘーゼルナッツ、薔薇やウイキョウ、マラスキーノ、磨き上げた家具。

味わい：グリオッティン、林檎の飴玉、みかんやバナナが入ったフルーツポンチ、紅茶やナツメグ、クリーミーなテクスチャー。

フィニッシュ：カスタードやチョコレートバター、ブラックオリーブ、花屋、そして、ブラックペッパーやジンジャーの新木系のスパイスがバランス良く、長く続く。

コメント：ベンネヴィスのフルーティなスピリッツ、そして、濃厚な果実の香味と苦味が特徴である“アマローネ”樽が相まって、濃厚でクリーミー、酸味を帯びた赤い果実が顕著に感じられる驚くべきクオリティのボトルに仕上がった。