【レーダーチャートの示す値】
HP：味わいが重いか軽いか（重い→HP高／軽い→HP低）
MP：味わいがフルーティかモルティか（フルーティ→MP高／モルティ→MP低）
PW(力 / Power / Peat）：ピートのレベル（スモーキー→P値　高／ノンピート→P値　低）
AP(魅力 / Appearance）：洗練されているか粗野か（クリーン→A値　高／荒々しい→A値　低）
KW(知力 / Knowledge）：甘いかドライか（甘い→I値　高／ドライ→I値　低）
※各チャートの値はあくまで目安としてご参考ください。

グレンダラン蒸溜所は1897年にスペイサイド地域のダフタウン郊外に設立された蒸溜所です。70年代初期、隣に新（第2）蒸溜所が建設され、旧蒸溜所は1985年に閉鎖。新蒸溜所が今もグレンダランの製造と伝統を引き継いでいます。また、つくられるウイスキーのそのほとんどはブレンデッド用で、シングルモルトとしてのリリースは北米向けのみで、ボトラーズリリースも極僅かです。

グレンダラン2011は、ホグスヘッドの12年熟成で、シングルカスクのカスクストレングスボトリングです。

色はストロー。グラスに注ぐと小玉のリンゴや乾燥させたパイナップルの芯、麦がゆ、ほのかに土のようなニュアンスも感じられ、ゆっくりとバニラ、スパイスへと変化して行きます。口に含むと温かみが感じられ、金平糖のような混ざり気のない甘味に続いて、歯ごたえの良い青リンゴや甘酸っぱいアプリコットが姿を現します。柔らかな甘味がフィニッシュまで続き、淡雪のようにすうっと溶けて行きます。 グレンダランの無垢でエレガントな甘い味わいが広がるシングルカスクです。ほとんどリリースのないグレンダランのシングルカスク味わいをぜひこの機会にお楽しみください。

香りはドライフルーツやマーマレードといった凝縮感のある心地よいアロマに、シナモンやクローブといったスパイスが広がります。味わいはサルタナ、デーツ、スコッチキャンディ。フィニッシュにかけてシナモン、クローブ、カカオニブが加わります。