第13弾は、小さな港町ながら、かつては30を超える蒸溜所がある主要産地であったとされるが、その後の衰退で、現在は3つの素所のみが操業するだけとなっているキャンベルタウン地区のブレンデッドモルト。

近年流通するこれらのストックは、グレンスコシア所の原酒がメインのティースプーンモルトである。ラベルに描かれている“Kuma Lisa （クマ・リサ）”は、ブルガリアやバルカン半島の民話に登場し、彼女は教で賢い狐に例えられるトリックスターとして知られている。

近年仕込まれる原酒は果実の香味を感じる事が多く品質向上著しいグレンスコシア、更に、ブリニーさとかなべり一系果実の香味はスプリングバンクらしさも彷彿させる興味深い1本。

【香り】風とバニラ、バナナアイス、アップルミントキャンディ、プレーンヨーグルト、もみ設。エンドウ豆のサヤ。

【味わい】青リンゴ、パバイヤ、ブラムやネクタリン等の爽やかな酸味を感じさせるストーンフルーツ、桃の皮の読みや構類の皮のビターなテイスト。甘さ控えめの荷ジャム。松の実、塩水、ややスモーキー。

【フィニッシュ】乳酸菌飲料、ラズベリーソース、ちりめん山椒、ジンジャー、ホワイトペッパー等の新米系スパイスが心地良く長く続く。

【コメント」近年仕込まれる原酒は果実の香味を感じる事が多くなった品質向上著しいグレンスコシア、更に、プリニーさとかなベリー系果実の香味はスプリングバンクらしさも彷彿させる興味深い1本。加水で白ワインのような楽しみ方も面白い。