マリーガラント島はカリブ海の仏領グアダループ島の南東に位置しており、グアダループ本島を含めて「グアダループ県」を構成しています。 ペールラバが作られるポワソン蒸留所は1860年に設立され、そのマリーガラント島の西部海岸沿いから少し内陸部に入った、看板がなければ見逃しそうなほど目立たない場所にあります。 そして同時に、世界で最も小さいラムの蒸留所と言っても過言ではないでしょう。 入り口から全ての設備が見渡せるほどに狭い敷地、その中にあるとても小さな蒸留器。 フレンチ・クレオール・ラムの生産量は全てのラムの数%でしかありませんが、その中でも突出して小さい蒸留所なのです。 まるで自家蒸留さながらに、1本1品が丁寧に作られています。