ジン「ボビーズ」はオランダのスキーダムという町にあるハーマンヤンセン社で生産されています。
この町、スキーダムはジュニパーを使ったジンの発祥の地という歴史を持っており、まさにオランダ産ジンの象徴ともいえる町なのです。
1950年代、ジャコバス・アルフォンス氏がオリジナルレシピをもとに自家生産していました。そのオリジナルレシピを、孫にあたるセバスチャン氏が母の家で発見したところからこのジンのプロジェクトはスタートしました。
2012年にオランダのハーマンヤンセン社に話を持ち掛け、そのレシピを再現して、2014年に発売されたのがこの「ボビーズ」なのです。
「ボビー」とは祖父であるジャコバス氏の愛称です。
孫のセバスチャン氏は父の生まれ故郷であるインドネシアにも住んでいたことがあり、父が作り出したインドネシアのレシピとオランダのレシピをミックスさせ、現代風にバランスの取れたジンに仕上げました。
「ピナンラシ」は、インドネシア語で混ぜたスパイス、といった意味です。
通常の「ボビーズジン」に使用されている原料がジュニパー、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、ローズヒップ、フェンネル、キュベブペッパーであるのに対し、このピナンラシはターメリック、ダウンサラム(ローリエの一種)、ガランガル(ショウガの一種)のスパイスをメインに、ジュニパー、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、キュベブペッパー、スウィートオレンジを使用しています。
カクテルレシピとしてのお薦めは、トムコリンズ、ギムレット、ジントニックやネグローニです。是非この機会にお買い求めいただき、このスパイシーなフレーバーをお試しください!